バレーボールチームのウルフドッグス名古屋で、アウトサイドヒッターとして活躍している水町泰杜選手。学生の頃からチームのエースとして活躍し、春高バレーや全日本インカレなど数々の大会で優勝したことでも知られる選手です。
そんな水町泰杜選手ですが、インドアだけでなくビーチバレーボール選手としても活動していることをご存じですか?
今回は、水町泰杜選手のビーチバレーとインドアの二刀流への挑戦や、学生スターと言われる理由についてご紹介します。
水町泰杜はビーチバレーと二刀流!
2023年12月、ウルフドッグス名古屋のホームアリーナで入団会見を行った水町泰杜選手。「インドアとビーチという2つのバレーボールを通して成長したい」という意図を持ち、二刀流への挑戦を決めたことを発表しました。
インドアからビーチバレーに転向する選手は過去にもいましたが、ルーキーがキャリアの最初から二刀流を選ぶというのは前例がありません。水町泰杜選手がビーチバレーとインドアの両方に挑戦することで、お互いの競技に相乗効果が生まれることが期待されています。
イタリアで公式戦デビュー
水町選手は、2024年5月から1か月近く、スロベニアでの海外遠征を実施。5月10日から11日にかけてイタリアのビビオネで開催された「AeQuilibrium Beach Volley Marathon」に出場し、実戦デビューを飾りました。
スロベニア国籍のヨシュト・レニッチ選手とペアを組み、初日の予選ラウンドに臨んだ水町選手。競技歴の浅さから「すぐに敗退するかもしれない」と不安をのぞかせていた水町選手ですが、見事に勝ち上がり、予選ラウンドの上位64チームによる決勝ラウンドへ進出を果たしました。
39位相当の成績
2日目の決勝ラウンドは、初戦で相手チームが姿を現さずに不戦敗からスタート。その後も3つの勝ち星を重ね、全体で39位相当の成績を残しました。
不慣れな環境でありながらも、随所でサービスエースを決めるなどの活躍を見せた水町泰杜選手。水町選手はもともと「ずっとビーチバレーをやりたかった」と公言していたそうなので、今後もプロのビーチバレーボーラーとして活躍する姿を見せてくれることでしょう。
水町泰杜が学生スターと言われる理由は?
インドアとビーチバレーの二刀流で注目を集めている水町泰杜選手。そんな水町選手は、10代の頃から華々しい成績を残してきた学生バレーのスター選手でもあります。
中学からエースとして活躍
中学3年時、熊本代表として出場したJOC杯全国都道府県対抗中学大会で優勝した水町選手。さらにバレーボールの名門・鎮西高校に入学すると、2年生から主将を務め、エースとしても活躍しました。
高校卒業後は早稲田大学に進学し、4年間で3度も全日本インカレを制覇。4年時には主将を務め、春・秋リーグと東日本インカレ、全日本インカレを制し“四冠”を達成。すべての大会で最優秀選手に輝くほどの大活躍を見せました。
身長をカバーする技術・人柄
身長181cmの水町選手は、アウトサイドヒッターとしては決して身長が高いほうではありません。しかし、パワーや巧さで相手を圧倒するほどの高い攻撃力を持ち、サーブレシーブやディフェンス力にも優れている優秀な選手です。
さらに、高校・大学時代は主将として強力なリーダーシップを発揮しており、その“人間力”にも注目が集まっている水町選手。確かなスキルと人柄を武器に、今後のバレーボール界を大いに盛り上げてくれるでしょう。
まとめ
今回は、水町泰杜選手のビーチバレーとインドアの二刀流への挑戦や、学生スターと言われる理由についてご紹介しました。
水町泰杜選手は、大学卒業後にウルフドッグス名古屋に入団するとともに、ビーチバレーボール選手としてのキャリアも同時にスタートさせています。2024年5月にイタリアで公式戦デビューを果たした水町泰杜選手の、今後の活動にも注目していきましょう!